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土埃
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つちぼこ
ふりがな文庫
“
土埃
(
つちぼこ
)” の例文
『さア行かう。』と、小池はお光の買つた物を知らうとするのを
諦
(
あきら
)
めて、さつさと歩き出した。灰のやうな
土埃
(
つちぼこ
)
りが煙の如く足元から立つた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
このあたりは
粒子
(
りゅうし
)
の
細
(
こま
)
かい
土埃
(
つちぼこ
)
りの道でなければ、
葭
(
よし
)
や水草の多い沼地であった。わだちも
蹄
(
ひづめ
)
も没してしまう。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
どんなものが
先
(
ま
)
ず生えて来るか、見ようと思って空地にして置いたのだが、あまり
土埃
(
つちぼこ
)
りが立つというので芝を張った。そうするとその隙間から顔を出したのが、隣の地面からの根笹の芽であった。
野草雑記・野鳥雑記:01 野草雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
埃
漢検1級
部首:⼟
10画
“土”で始まる語句
土産
土
土地
土塀
土間
土器
土手
土瓶
土堤
土耳古