四度よど)” の例文
まがい物と来てはそれこそ人間の資格がない。彼の祖母が四度よど目の投身をしなかったのは善良の女でないと阿Qは思った。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
昨夕ゆうべ宿直とまりでね。なに自分の分だけなら月に三度か四度よどで済むんだけれども、ひとに頼まれるもんだからね。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
カピ長 先度せんどまうしたとほりを繰返くりかへすまでゞござる。何分なにぶんにも世間せけん知らず、まだ十四度よどとはとし變移目かはりめをばむすめ、せめてもう二夏ふたなつ榮枯わかばおちばせいでは、適齡としごろともおもひかねます。