トップ
>
喋舌
>
しゃべっ
ふりがな文庫
“
喋舌
(
しゃべっ
)” の例文
二人は婆さんの
喋舌
(
しゃべっ
)
てる間、
紫檀
(
したん
)
の盆を見て黙っていた。婆さんは相手にされないので、独りで
愛想
(
あいそ
)
笑いをして座敷を出た。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「何を何時までべらべら
喋舌
(
しゃべっ
)
てるんだい」と磯は
矢張
(
やはり
)
お源の方は
向
(
むか
)
ないで、手荒く
煙管
(
きせる
)
を
撃
(
はた
)
いて言った。
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
塾中に雄弁
滔々
(
とうとう
)
と
能
(
よ
)
く
喋舌
(
しゃべっ
)
て誠に剛情なシツコイ男がある、
田中発太郎
(
たなかはつたろう
)
(今は
新吾
(
しんご
)
と改名して加賀金沢に居る)と云う、是れが
応接掛
(
おうせつがかり
)
、それから私が
掛合
(
かけあい
)
手紙の原案者で
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
収用
(
い
)
れる大広間の
彼方此方
(
あちこち
)
の卓に陣取って自国の言葉で
喋舌
(
しゃべっ
)
っている。
闘牛
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
磯吉の
食事
(
めし
)
が済むとお源は
笊
(
ざる
)
を持て
駈出
(
かけだ
)
して出たが、やがて
量炭
(
はかりずみ
)
を買て来て、火を起しながら今日お徳と木戸のことで言いあったこと、旦那が木戸を見て言った言葉などをべらべら
喋舌
(
しゃべっ
)
て聞かしたが
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
そして聞く者よりか
喋舌
(
しゃべっ
)
ている連中の方が
余程
(
よっぽど
)
面白そうであった。
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
喋
漢検準1級
部首:⼝
12画
舌
常用漢字
小6
部首:⾆
6画
“喋舌”で始まる語句
喋舌家
喋舌立