咳嗄しはが)” の例文
福鼠ふくねずみしづかに見開みひらき、『ねむつちやない』と咳嗄しはがれた脾弱ひよわこゑ
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
そのうち鳩は仲間を呼び寄せた。仲間が密集してそこへおろして来た。このとたんに己は目を転じて赫くラクナの水を見た。一羽の大きい純白な鴎が咳嗄しはがれた声をして鳴きながら飛んで通つた。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)