“和殿”の読み方と例文
読み方割合
わどの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とまれ文角ぬし、和殿わどのが言葉にせめられて、今こそ一の思ひ出に、聴水物語り候べし。黄金ぬしも聞き給へ
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
「おいのう。何もかも和殿わどののお蔭で、このようによい年を迎えさせて貰うておる。年齢としは覚えぬものというが、いつかこの身も古稀こきを一つ越えましたわいの」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
和殿わどの正直しやうぢききこえある人なれば幽霊いうれいの証人にたのみ申也、これも人の為也といふ。