“わどの”の漢字の書き方と例文
語句割合
和殿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「一体、和殿わどのは誰方でござる? お名乗り下さらば、お助け申しましょう」
和殿わどのの六波羅泊りも、はや二十日余りだの。洛中洛外の見物も、まずは、あらましというところか」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『そうか。和殿わどのの眼も、あれと見たか。——この春、諸国の牧からのぼって来た四、五十頭のうちでも、まず、あの青毛あおげ四歳駒よんさいごまに及ぶ逸駿いつしゅんはない。こう見ていても、ほれぼれする』