“呼鈴(べる)” の例文
召使たちは遊びに夢中になつてゐたので、わたし達は幾度も幾度も呼鈴(べる)を鳴してやつと通じることが出來た。
方々(ほうぼう)の室から、呼鈴(べる)の電線がつづいているので、その室で呼ぶと、此処(ここ)で電鈴(べる)が鳴って、その室の番号のついてる札が、パタリと引繰返(ひっくりかえ)るという風になっているのだが、何しろ
死体室 (新字新仮名) / 岩村透(著)
彼も初めての事なので、薄気味悪(わ)るく、うとうとしていると、最早(もう)夜も大分更(ふ)けて、例の木枯(こがらし)の音が、サラサラ相変らず、聞(きこ)える時、突然に枕許(まくらもと)の上の呼鈴(べる)が、けだだましく鳴出(なりだ)したので
死体室 (新字新仮名) / 岩村透(著)