“吹荒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふきすさ80.0%
ふきあ10.0%
ふきす10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
急に室内は暗くなって来た、風は急に吹荒ふきすさんで来た。ブラウンは卓子テーブルに添うて蝋燭の束が他のゴミゴミした蒐集品の中に転がっているところへ来た。
毎年まいねん秋祭りの前後に、はげしい山おろしが吹荒ふきあれると、中妻のおばあさんが来たということを
糸繰沼 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
その夜は吹荒ふきすさむ生温なまぬるい風の中に、夜着の数をして、常よりは早く床についたが、容易に寝つかれない晩であった。
三山居士 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)