すだ)” の例文
肅殺なる秋野に興酣しておのづからすだくがごとし、謠ふものと聽くものと、等しく恍焉忘我の境に入ると雖も、荒凉慘澹、寧ろ耳を掩ふに遑あらず、詩豈活きざらむや。
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)