トップ
>
合歓木
>
ねむ
ふりがな文庫
“
合歓木
(
ねむ
)” の例文
旧字:
合歡木
今宵十時よりお庭の
合歓木
(
ねむ
)
の蔭にてお待ち申し上げそろ、神ぞしろしめせ、おいでなくばこの命ひとつ今宵かぎりにそろ。
合歓木の蔭
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
乙女
(
おとめ
)
たちの一団は
水甕
(
みずがめ
)
を頭に
載
(
の
)
せて、
小丘
(
こやま
)
の中腹にある泉の傍から、
唄
(
うた
)
いながら
合歓木
(
ねむ
)
の林の中に隠れて行った。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
廊下の
欄
(
てすり
)
から手の届くほど近いところには、
合歓木
(
ねむ
)
や藤が暗く
掩
(
おお
)
い
冠
(
かぶ
)
さっていた。
雫
(
しずく
)
は葉を伝って流れた。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「あれは
合歓木
(
ねむ
)
の木立でしたよ。そら、昼のうちは暗緑色の
小葉
(
こば
)
を開いていて、夕方になると、眠るように葉の表面をとじ合わせて、白っぽい裏を出してしまう……」
闖入者
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
寝間をぬけ出た奈尾は、庭の片隅にある
合歓木
(
ねむ
)
のほうへ、静かにすべるように歩いていった。
合歓木の蔭
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
“合歓木(ネムノキ)”の解説
ネムノキ(合歓木、合歓の木、Albizia julibrissin)はマメ科ネムノキ亜科クロンキスト体系ではネムノキ科とする。の落葉高木。別名、ネム、ネブ。夜になると小葉が閉じて垂れ下がる就眠運動を行うことが知られている。
(出典:Wikipedia)
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
歓
常用漢字
中学
部首:⽋
15画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
“合歓”で始まる語句
合歓
合歓花
合歓樹
合歓綢繆