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台処
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だいどころ
ふりがな文庫
“
台処
(
だいどころ
)” の例文
旧字:
臺處
と
有合
(
ありあわ
)
せた
小杉紙
(
こすぎがみ
)
を
台処
(
だいどころ
)
で
三帖
(
さんじょう
)
ばかり濡して来て、ピッタリと惣右衞門の顔へ当てがって暫く置いた。新吉はそれ程の悪党でもないからブル/\
慄
(
ふる
)
えて居りまする。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
食物は時折電話でてんや
物
(
もの
)
を取寄せ、掃除は月に一、二度派出婦を呼んでさせるので、
台処
(
だいどころ
)
の流しや戸棚の中は家族の多い貧乏世帯よりはかえって奇麗になっている。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ある日わたくしは
台処
(
だいどころ
)
の流しで一人米をとぎながら、ふと
半
(
なかば
)
あけてあった窓の外を見た時、破垣の上に隣の庭の
無花果
(
いちじく
)
が枯葉をつけた枝をさし伸しているのを見て、何というきたならしい枯葉だろう。
枯葉の記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
台
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“台”で始まる語句
台
台詞
台所
台辞
台湾
台風
台場
台命
台盤所
台石