トップ
>
可申
>
まうすべく
ふりがな文庫
“
可申
(
まうすべく
)” の例文
乃
(
そこ
)
でペインに「小生も
貴君
(
きくん
)
と同様の事業を
企
(
くはだ
)
て居り候へども、貴君の
既
(
すで
)
に之を完成されたるは結構千万の儀にて、
先鞭
(
せんべん
)
の功は小生よりお譲り
可申
(
まうすべく
)
云々
(
うんぬん
)
」
リチャード・バートン訳「一千一夜物語」に就いて
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
向ふ側
計
(
ばかり
)
燒失にて、道幅も格別廣き處故、今度ものがれ
可申
(
まうすべく
)
、さ候はば外へ立のくにも及ぶまじと申候に、鳶の者もさ樣に心得、いか樣にやけて參候とも、此大釜二つに水御坐候故
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
相沢活夫君の論は、此号の論客中尤も文に老練なる者と
可申
(
まうすべく
)
、君の感慨には小生亦
私
(
ひそ
)
かに同情に堪へざる者に有之候。既にこの気概あり、他日の行動
嘱目
(
しよくもく
)
の至りに御座候。(以下次号)
渋民村より
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
生得
(
しやうとく
)
の
下戸
(
げこ
)
と、戒行の堅固な處と、氣の強い處と、三つのかね
合故
(
あひゆゑ
)
、目をまはさずにすみ申候、此三つの内が一つ
闕候
(
かけさふらう
)
ても目をまはす怪我にて、目をまはす程にては、療治も二百日餘り
懸
(
かゝ
)
り
可申
(
まうすべく
)
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
可
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
申
常用漢字
小3
部首:⽥
5画
“可申”で始まる語句
可申上
可申述
可申候
可申上候
可申承
可申歟
可申上之
可申上様
可申上筈
可申込候