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只者
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ただもの
ふりがな文庫
“
只者
(
ただもの
)” の例文
だが、船長は曾呂利を一目見るより、これは
只者
(
ただもの
)
でないと、にらんでしまったので、ゆだんなく彼のうえに、気をくばる。
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
と同時に、どう考えても相手の腕の
冴
(
さ
)
えを認めないわけにはゆかないことです。そこで兵馬は、かの天蓋の男が
只者
(
ただもの
)
でないということを考えました。
大菩薩峠:19 小名路の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「犯人は、
只者
(
ただもの
)
じゃない。チャン爺さんを殺すことなんか、
鶏
(
にわとり
)
の首をしめるほどにも感じなかったんだろう」
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
どうやらお前さんも
只者
(
ただもの
)
ではないようだ、まだ枯木となって、世の春にそむく年頃でもあるまい
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
あんな不利な映画まで撮ったノルマンという船長は、
只者
(
ただもの
)
ではないぞ。
汽船
(
きせん
)
だって、ノールウェー汽船といっているが、そうじゃあない。ここは、こっちの負けだ。
火薬船
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
「今日のは悪友じゃない、坊主に会って来るのだから、いよいよ安心なものだ、その坊主も
只者
(
ただもの
)
ではない、エライ豪傑坊主だということだから、こっちが望みで会いたいのだ」
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「兄貴の前へも面目が無え。それにしても、あの遊行上人という坊主は
只者
(
ただもの
)
じゃねえな」
大菩薩峠:07 東海道の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
只
漢検準1級
部首:⼝
5画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“只”で始まる語句
只
只今
只管
只事
只中
只々
只一人
只一
只更
只走