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古簾
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ふるすだれ
ふりがな文庫
“
古簾
(
ふるすだれ
)” の例文
其處の鐵砲型に組み上げた梁の上には、
眞物
(
ほんもの
)
の鐵砲が一梃縛つてあり、その鐵砲には
古簾
(
ふるすだれ
)
などを卷きつけて、巧みにカモフラージユしてあつたのです。
銭形平次捕物控:222 乗合舟
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
屋内の細い
灯
(
ひ
)
はあまりに冷酷ではないか。ごらんなさい、奥をのぞくと
古簾
(
ふるすだれ
)
を垂れて、じっと虫の音を楽しむごとく手枕で横になっている人間が見えますのに——。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
扨津軽屋へ約束いたし候院之荘之
古簾
(
ふるすだれ
)
、旧冬やう/\と得候故、船廻しに
而
(
て
)
進
(
しんじ
)
候。御届可被下候。後醍醐帝御旅館
某
(
それがし
)
が家に、今簾をかけ候。これは須磨などに
行在処
(
あんざいしよ
)
の跡とてかけ候を見及たるや。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
朝鮮は初めてならず
古簾
(
ふるすだれ
)
六百句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
簾
漢検準1級
部首:⽵
19画
“古”で始まる語句
古
古今
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