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古備前
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こびぜん
ふりがな文庫
“
古備前
(
こびぜん
)” の例文
これが
斗々屋
(
ととや
)
の茶碗と
古備前
(
こびぜん
)
の水差しの破片だとおっしゃるんですか。——親分の前だが、それは大変な間違いですよ。
銭形平次捕物控:144 茶碗割り
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
この熔岩の一片をとって、つくづくとその色に見いった時に、最初に頭に浮んだのは、
古備前
(
こびぜん
)
の徳利の色であった。
黒い月の世界
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
さうさう、いつか見た
古備前
(
こびぜん
)
の徳利の口もちよいと
接吻
(
せつぷん
)
位したかつたつけ。鼻の先に染めつけの皿が一枚。
藍色
(
あゐいろ
)
の柳の
枝垂
(
しだ
)
れた下にやはり藍色の人が
一人
(
ひとり
)
、
莫迦
(
ばか
)
に長い
釣竿
(
つりざを
)
を伸ばしてゐる。
続野人生計事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
これが
斗々屋
(
とゝや
)
の茶碗と
古備前
(
こびぜん
)
の水差しの破片だと仰しやるんですか。——親分の前だが、それは大變な間違ひですよ。如何にもよく似ては居るが、何方も近頃出來の
寫
(
うつ
)
しで、眞物ぢやありません。
銭形平次捕物控:144 茶碗割り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
備
常用漢字
小5
部首:⼈
12画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“古”で始まる語句
古
古今
古渡
古河
古市
古風
古家
古物
古文書
古代