口書こうしよ)” の例文
申立しかばある時はまづ是迄これまでにて平左衞門が罪の次第落着らくちやくに致すべしとて嘉川一けんの者共口書こうしよ申付られ落着の調しらべを老中方へ差出さしいだされしとなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
はら/\とながし齒を喰締くひしめながら爪印つめいん相濟あひすみけるに依て伊奈半左衞門殿より口書こうしよそへ委細ゐさいを書取にして手代富田善右衞門を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
定めしはいとあはれの次第なり然ば翌日の調しらべに右樣白状致せしにより役人はすみやかに口書こうしよしたゝめ富右衞門に讀聞よみきか
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)