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取組
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とっく
ふりがな文庫
“
取組
(
とっく
)” の例文
先生、もう一つの
卓子
(
テエブル
)
を引立って、猪と
取組
(
とっく
)
むように
勢
(
いきおい
)
よく持って出ると、お道さんはわけも知らないなりに、椅子を取って手伝いながら
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
金三は
顋
(
あご
)
をしゃくいながら、桑畑の
畔
(
くろ
)
へ飛び出した。良平もべそをかいたなり、やむを得ずそこへ出て行った。二人はたちまち
取組
(
とっく
)
み合いを始めた。
百合
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
心持が
可
(
よ
)
うございますぜ、とさかを立ってずっと
伸
(
の
)
して、
眼
(
まなこ
)
をくるりと遣りますとね、私とでも
取組
(
とっく
)
みそうでさ。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(
地女
(
じおんな
)
を振りも返らぬ
一盛
(
ひとさかり
)
。)そいつは
金子
(
かね
)
を使ったでしょうが、こっちは
素寒貧
(
すかんぴん
)
で志を女郎に立てて、投げられようが、振られようが、
赭熊
(
しゃぐま
)
と
取組
(
とっく
)
む
山童
(
やまわろ
)
の勢いですから
白花の朝顔
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
勿論、年増だが、
別嬪
(
べっぴん
)
だから
取組
(
とっく
)
んでも可い
了簡
(
りょうけん
)
かも知れません……従妹め、怒ったの怒らないの、それぎり出て来ない。……音信不通同様で——去年急病で亡くなりました。
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“取組”の解説
取組(とりくみ)は相撲の試合のこと。大相撲では「割」ともいう。
(出典:Wikipedia)
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
組
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
“取組”で始まる語句
取組合