取付とりつく)” の例文
くらひに來りしにかれ如才じよさいなき者なれば我身代に取付とりつくは此時なりと思ひ愛想あいさうよく酒もまけつぎければ其の繁昌はんじやう大方ならず日毎に三十貫文餘りの利潤りじゆんを得て忽ちに大身代となりて酒店をもひらしかど昔しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
天井に取付とりつく蠅や冬籠 紫道
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
委細に話し金子三兩もしならずば二兩にても宜しく貸れる樣然うなき時は母に藥も飮されずと頼みし所取付とりつくもなき返答の上大いに私しをはづかしめ候然れども外に頼むべき方も御座なく候故口惜くちをしさを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)