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友染模様
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ゆうぜんもよう
ふりがな文庫
“
友染模様
(
ゆうぜんもよう
)” の例文
旧字:
友染模樣
壁際に
附着
(
くッつ
)
けば、上から
蜘蛛
(
くも
)
がすっと下りそうで、
天窓
(
あたま
)
を
窘
(
すく
)
めて、ぐるりと居直る……
真中
(
まんなか
)
に据えた
座蒲団
(
ざぶとん
)
の
友染模様
(
ゆうぜんもよう
)
が、
桔梗
(
ききょう
)
があって
薄
(
すすき
)
がすらすら、地が
萌黄
(
もえぎ
)
の薄い処
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
綺麗
(
きれい
)
な
友染模様
(
ゆうぜんもよう
)
の背中が隠れるほど、帯を高く
背負
(
しょ
)
った令嬢としては、言葉が少しもよそゆきでないので、姉はおかしさを
堪
(
こら
)
えるような口元に、年上らしい威厳を示して、妹を
窘
(
たし
)
なめた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
津田はようやく茶の間へ引き返して、
先刻
(
さっき
)
飯を食う時に坐った
座蒲団
(
ざぶとん
)
が、まだ
火鉢
(
ひばち
)
の前に元の通り
据
(
す
)
えてある上に
胡坐
(
あぐら
)
をかいた。そうしてそこに
燦爛
(
さんらん
)
と取り乱された濃い
友染模様
(
ゆうぜんもよう
)
の色を見守った。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
友
常用漢字
小2
部首:⼜
4画
染
常用漢字
小6
部首:⽊
9画
模
常用漢字
小6
部首:⽊
14画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“友染模”で始まる語句
友染模樣