)” の例文
それを抜こうとするため、ちからが余りひょろついて、ぶなく倒れようとした。ハネ泥で裾まわりが濡れ気もちが悪かった。
童子 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
勇気ばかりでなく、智恵ちゑもすぐれてゐるニナール姫は、そんなぶないことをする代りに、別に安全な方法を考へ出して、アルライや、馬賊たちのすることをこつそりと見てゐました。
ラマ塔の秘密 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)