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南家
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ナンケ
ふりがな文庫
“
南家
(
ナンケ
)” の例文
南家
(
ナンケ
)
の
郎女
(
イラツメ
)
の
神隠
(
カミカク
)
しに
遭
(
ア
)
つたのは、
其
(
ソノ
)
夜であつた。家人は、翌朝空が
霽
(
ハ
)
れ、山々がなごりなく見えわたる時まで、気がつかずに居た。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
其寂寞たる光りの海から、高く
抽
(
ヌキ
)
でゝ見える二上の山。
淡海
(
タンカイ
)
公の孫、
大織冠
(
タイシヨククワン
)
には曾孫。
藤氏族長
(
トウシゾクチヨウ
)
太宰帥、
南家
(
ナンケ
)
の豐成、其
第一孃子
(
ダイイチヂヨウシ
)
なる姫である。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
その耳面刀自と申すは、淡海公の妹君、郎女の
祖父
(
オホヂ
)
君
南家
(
ナンケ
)
太政
(
ダイジヤウ
)
大臣には、叔母君にお當りになつてゞおざりまする。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
その耳面刀自と申すは、淡海公の妹君、郎女の
祖父
(
オホヂ
)
君
南家
(
ナンケ
)
太政
(
ダイジヤウ
)
大臣には、叔母君にお當りになつてゞおざりまする。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
南家
(
ナンケ
)
の
郎女
(
イラツメ
)
の手に入つた稱讃淨土經も、大和一國の
大寺
(
オホテラ
)
と言ふ大寺に、まだ一部も藏せられて居ぬものであつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
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南家
(
ナンケ
)
の
郎女
(
イラツメ
)
の手に入つた稱讃淨土經も、大和一國の
大寺
(
オホテラ
)
と言ふ大寺に、まだ一部も藏せられて居ぬものであつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
南家
(
ナンケ
)
の
郎女
(
イラツメ
)
の手に入つた称讃浄土経も、大和一国の
大寺
(
オホテラ
)
と言ふ大寺に、まだ一部も蔵せられて居ぬものであつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
藤原
南家
(
ナンケ
)
にも、常々、此年よりとおなじやうな
媼
(
オムナ
)
が、出入りして居た。郎女たちの居る
女部屋
(
ヲンナベヤ
)
までも、何時もづか/″\這入つて來て、憚りなく古物語りを語つた、あの
中臣志斐媼
(
ナカトミノシヒノオムナ
)
——。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
淡海公
(
タンカイコウ
)
の孫、
大織冠
(
タイシヨククワン
)
には曽孫。
藤氏
(
トウシ
)
族長
(
ゾクチヤウ
)
太宰帥、
南家
(
ナンケ
)
の豊成、其
第一嬢子
(
ダイイチヂヤウシ
)
なる姫である。屋敷から、一歩はおろか、女部屋を
膝行
(
ヰザ
)
り出ることすら、たまさかにもせぬ、
郎女
(
イラツメ
)
のことである。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
南
常用漢字
小2
部首:⼗
9画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“南家”で始まる語句
南家太政
南家郎女
南家太政大臣