“ナンケ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:なんけ
語句割合
南家100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南家ナンケ郎女イラツメ神隠カミカクしにつたのは、ソノ夜であつた。家人は、翌朝空がれ、山々がなごりなく見えわたる時まで、気がつかずに居た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其寂寞たる光りの海から、高くヌキでゝ見える二上の山。淡海タンカイ公の孫、大織冠タイシヨククワンには曾孫。藤氏族長トウシゾクチヨウ太宰帥、南家ナンケの豐成、其第一孃子ダイイチヂヨウシなる姫である。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
その耳面刀自と申すは、淡海公の妹君、郎女の祖父オホヂ南家ナンケ太政ダイジヤウ大臣には、叔母君にお當りになつてゞおざりまする。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
その耳面刀自と申すは、淡海公の妹君、郎女の祖父オホヂ南家ナンケ太政ダイジヤウ大臣には、叔母君にお當りになつてゞおざりまする。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
南家ナンケ郎女イラツメの手に入つた稱讃淨土經も、大和一國の大寺オホテラと言ふ大寺に、まだ一部も藏せられて居ぬものであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
南家ナンケ郎女イラツメの手に入つた稱讃淨土經も、大和一國の大寺オホテラと言ふ大寺に、まだ一部も藏せられて居ぬものであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)