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卓上
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テーブル
ふりがな文庫
“
卓上
(
テーブル
)” の例文
忽
(
たちま
)
ち壁は開かれて、其の中に
燦
(
さん
)
として一基の真珠塔が輝いて居るではないか。突如佐瀬は
卓上
(
テーブル
)
の花瓶を取って怒れる眼鋭くハッシと許り橋本目がけて投げつけた。
真珠塔の秘密
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
青林館の主人は自分ほどこの女に興味がなかったと見えて、
好加減
(
いいかげん
)
に歩を移して、突き当りの部屋に這入った。そこも狭い土間で、中央には普通の
卓上
(
テーブル
)
が
据
(
す
)
えてあった。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
あれと同じことで、味噌汁が、下へこぼれ落ちもせず、まるでやわらかい
餅
(
もち
)
が宙にかかっているような
恰好
(
かっこう
)
で、
卓上
(
テーブル
)
の上をふわふわうごいているんだ。僕はおどろいたよ。
大宇宙遠征隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
卓上
(
テーブル
)
に並んだ薬味台や洋酒の壜をじつと見比べた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
燈下、
卓上
(
テーブル
)
を囲むで
椅子
(
いす
)
に掛かれる会員の六七名
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
▼ もっと見る
「でも、社長の
卓上
(
テーブル
)
にはベルもあるのですから」
五階の窓:01 合作の一(発端)
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「この調子で、暁け方まで頑張るのは、ちと辛いね」と大蘆原軍医が、ポケット・ウィスキーの小さいアルミニューム製のコップを、コトリと
卓上
(
テーブル
)
の上に置きながら云うのだった。
恐しき通夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「壊れている? 壊れていても、エンジンを一つも出さないよりはましだ。出して置いた方がいい。それから椅子や
卓上
(
テーブル
)
や毛布など隊員の生活に必要なものは一つのこらず出してくれ」
大空魔艦
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
二人のいる
卓上
(
テーブル
)
のところまで持ってきた。
恐しき通夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“卓上”の意味
《名詞》
卓上(たくじょう)
机やテーブルの上。「卓上カレンダー」
(複合名詞の前項として)机上における程度に小型化された。
(出典:Wiktionary)
卓
常用漢字
中学
部首:⼗
8画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“卓上”で始まる語句
卓上演説
卓上灯
卓上燈
卓上電気
卓上電灯