十時過じふじすぎ)” の例文
内心ないしんには、あによめつやことまたあきこと、さすがにことをしたとおもはないから、村近むらぢかだけにあしのうらがくすぐつたい。ために夕飯ゆふはん匇々さう/\燒鮒やきぶなしたゝめて、それから野原のはらかゝつたのが、かれこれよる十時過じふじすぎになつた。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)