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化粧
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けわ
ふりがな文庫
“
化粧
(
けわ
)” の例文
淡く
化粧
(
けわ
)
いさえしている若い風邪の妻は、ゴミゴミした世帯やつれの古妻の病気とは違い、清艶な感じがする。
女流俳句を味読す
(新字新仮名)
/
杉田久女
(著)
年増まじりにあくどく
化粧
(
けわ
)
った
少
(
わか
)
い女が六七人、汗まみれになって、ついそこへ、並木を来かかる。……
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
またある時は名門の出の某男爵が
濡衣
(
ぬれぎぬ
)
に扮したおり、彼女は
八重垣姫
(
やえがきひめ
)
を振りあてられて
真面目
(
まじめ
)
に
化粧
(
けわ
)
い衣装をして、自ら「はじかき姫」だと言っていたことをも思いだす。
豊竹呂昇
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
今日は風呂日だから、帰ってから湯へ入ったと見えて、目立たぬ程に
薄
(
うッす
)
りと
化粧
(
けわ
)
っている。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
泣きぬれた顔を
化粧
(
けわ
)
いなおした弥生が、提灯を低めて先に立つと、その赤い光で、左膳はじっと弥生から眼を離さなかったが、弥生は、あとから来る栄三郎に心いっぱい占められて気がつかなかった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
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よく
化粧
(
けわ
)
ひよく
著
(
き
)
こなして日傘さし
六百句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
白いもの
化粧
(
けわ
)
いして
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“化粧”の解説
化粧(けしょう、仮粧、英: makeup、仏: maquillage)とは、広辞苑によると、主として顔に、白粉(おしろい)や紅(べに)をつけて装い飾ること。
(出典:Wikipedia)
化
常用漢字
小3
部首:⼔
4画
粧
常用漢字
中学
部首:⽶
12画
“化粧”で始まる語句
化粧坂
化粧紐
化粧料
化粧箱
化粧部屋
化粧煉瓦
化粧水
化粧鞄
化粧鏡
化粧迄