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勿躰
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もったい
ふりがな文庫
“
勿躰
(
もったい
)” の例文
和助は
盃
(
さかずき
)
を持った。それはそのときまで酒を待っていたことになにか意味があるとでも云いたそうな、かなり
勿躰
(
もったい
)
ぶった手つきであった。
追いついた夢
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
今更未練が出てお勢を捨るなどという事は
勿躰
(
もったい
)
なくて出来ず、と言ッて叔母に
詫言
(
わびごと
)
を言うも無念、あれも
厭
(
いや
)
なりこれも厭なりで思案の糸筋が
乱
(
もつ
)
れ出し、肚の
裏
(
うち
)
では上を下へとゴッタ返えすが
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
裏には少し畑もあった、吾平が
勿躰
(
もったい
)
ないからといって、野菜を作っているのだそうである。
追いついた夢
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
故
(
ことさ
)
らに二三度呼ばして返事にも
勿躰
(
もったい
)
をつけ、しぶしぶ二階を降りて
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
勿
漢検準1級
部首:⼓
4画
躰
部首:⾝
12画
“勿”で始まる語句
勿論
勿体
勿
勿怪
勿體
勿来
勿忘草
勿々
勿来関
勿体振