“前頭”の読み方と例文
読み方割合
まえがしら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
定額寺じょうがくじといってね、お上からお許しがなくっちゃ、むやみと山門にこういう額は上げられねえんだ。相撲すもうの番付にしたら、りっぱな幕の内もまず前頭まえがしら五枚めあたりよ。
草相撲くさずもう前頭まえがしらのような恰幅かっぷくのいいからだをゆすりながら近づいて来て、この場のようすを眺めて
メンコには、それぞれお角力すもうさんの絵が画かれていて、東の横綱から前頭まえがしらまで、また西の横綱から前頭まで、東西五枚ずつ、合計十枚、ある筈なんだが、一枚たりない。東の横綱がないんだ。
春の盗賊 (新字新仮名) / 太宰治(著)