“前庇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まえびさし50.0%
ファサアード50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また少女の姿は、初めてひし人を動かすにあまりあらむ。前庇まえびさし広く飾なきぼうぶりて、年は十七、八ばかりと見ゆるかんばせ、ヱヌスの古彫像をあざむけり。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
椰子の木の町は、そのホテルの高楼と、印度インド塔の急傾斜屋根と、未完成のような前庇ファサアードをもって、くっきりと天空を限り出す。