“切来”の読み方と例文
読み方割合
きりきた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菊植ゆるまがきまたはかわやの窓の竹格子たけごうしなぞの損じたるをみずから庭の竹藪より竹切来きりきたりて結びつくろふたわむれもまた家をそとなる白馬銀鞍はくばぎんあん公子こうしたちが知る所にあらざるべし。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
作「それはいかん、それじゃア御先祖の御遺言状にそむく、矢張指を切れ/\、不憫ふびんにも思うが是れも致し方がない、従来切来きりきたったものを今更仕方がない、併し長助、成丈なるたけ指を短かく切ってやれ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)