出社しゅっしゃ)” の例文
そのひとは、むずかしく、家庭かていでは、なにかにいらぬことでもあれば、つみのない細君さいくんをしかり、子供こどもをなぐったりしたのに、出社しゅっしゃして、上役うわやくまえでは、まったく別人べつじんのごとく、あたまをぺこぺこして
風はささやく (新字新仮名) / 小川未明(著)