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入寂
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にゅうじゃく
ふりがな文庫
“
入寂
(
にゅうじゃく
)” の例文
六袋和尚は六日先んじて
己
(
おの
)
れの死期を予知した。諸般のことを
調
(
ととの
)
え、
辞世
(
じせい
)
の句もなく、特別の言葉もなく、
恰
(
あたか
)
も前栽へ逍遥に立つ人のように
入寂
(
にゅうじゃく
)
した。
閑山
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
僧正は一代の高徳、今や
涅槃
(
ねはん
)
の境に入って、
復
(
ま
)
た世塵の来り触るるを許さないのであるが、余りにうるさく勧められるので、遂に
筆硯
(
ひっけん
)
を命じて一書を作り、これを衆弟子に授けて
後
(
の
)
ち
入寂
(
にゅうじゃく
)
した。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
ことし七十七の夢窓国師が、この九月三十日
入寂
(
にゅうじゃく
)
した。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“入寂”の意味
《名詞》
(仏教)寂滅に入ること。僧が死ぬこと。
(出典:Wiktionary)
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
“入”で始まる語句
入
入用
入口
入牢
入来
入水
入込
入交
入日
入相