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元兇
ふりがな文庫
“元兇”の読み方と例文
読み方
割合
げんきょう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
げんきょう
(逆引き)
平中は、老人を不幸に
陥
(
おとしい
)
れた
元兇
(
げんきょう
)
は自分であり、老人は何もそのことを知らずにいるのだと思うと、何と詫び言を云ってよいか分らないのであった。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
おだまりなさい。罪悪の
元兇
(
げんきょう
)
。——世の罪悪の
源
(
みなもと
)
ともいえる身をもって、奉行越前守に、左様な言を吐かるるこそ、
不遜
(
ふそん
)
千万です。身のほど知らずです。——越前守はここに、捕縄十手を
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
秀吉は、大恩ある故主信長公の遺子、
神戸
(
かんべ
)
どのを、自滅させ、今また、
信雄
(
のぶお
)
どのへ弓をひき、常に、武門を騒がせ、庶民を
禍乱
(
からん
)
に投じ、自己の野望をとぐるために、手段をえらばぬ
元兇
(
げんきょう
)
である。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
元兇(げんきょう)の例文をもっと
(3作品)
見る
“元兇”の意味
《名詞》
「元凶」の別表記。
(出典:Wiktionary)
元
常用漢字
小2
部首:⼉
4画
兇
漢検準1級
部首:⼉
6画
“元”で始まる語句
元
元気
元結
元来
元禄
元來
元和
元氣
元就
元亀
“元兇”のふりがなが多い著者
谷崎潤一郎
吉川英治