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元信
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もとのぶ
ふりがな文庫
“
元信
(
もとのぶ
)” の例文
然るに津軽家は
秀信
(
ひでのぶ
)
の世に
勢
(
いきおい
)
を失って、南部家の
後見
(
うしろみ
)
を受けることになり、後
元信
(
もとのぶ
)
、
光信
(
みつのぶ
)
父子は人質として南部家に往っていたことさえある。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
無落款
(
むらくかん
)
なりければ誰が筆にやと問ひしに小僧答へて
元信
(
もとのぶ
)
の筆といひ伝へたりといふ。さすがに余の眼識は誤らざりけりと独り心に誇りてやまず。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
彼女の八畳の室には、床の間に
元信
(
もとのぶ
)
の半軸がいつも懸っていて、その下の青銅の鉢には必ず花が
活
(
い
)
けてあった。
掠奪せられたる男
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
しからば
大雅
(
たいが
)
か、
蕪村
(
ぶそん
)
か、
玉堂
(
ぎょくどう
)
か、まだまだ。では光琳か、宗達か。なかなか。では、
元信
(
もとのぶ
)
ではどうだ、
又兵衛
(
またべえ
)
ではどうだ、まだだ。
光悦
(
こうえつ
)
か、三
阿弥
(
あみ
)
か、
雪舟
(
せっしゅう
)
か、もっともっと。
河豚のこと
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
無論
贋物
(
にせもの
)
じゃない、
正直正銘
(
しょうじきしょうめい
)
、うそいつわりのない上等品ばかり並べておく。上等品だからみんな高価にきまってる。そこへ
物数奇
(
ものずき
)
な御客さんが来て、この
元信
(
もとのぶ
)
の幅はいくらだねと聞く。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
牧谿でなくても三楽を生むか
元信
(
もとのぶ
)
を生むか桃山芸術を生むかを反省されたい。
素人製陶本窯を築くべからず:――製陶上についてかつて前山久吉さんを激怒せしめた私のあやまち――
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
しからば
大雅
(
たいが
)
か
蕪村
(
ぶそん
)
か
玉堂
(
ぎょくどう
)
か。まだまだ。では
光琳
(
こうりん
)
か
宗達
(
そうたつ
)
か。なかなか。では
元信
(
もとのぶ
)
ではどうだ、
又兵衛
(
またべえ
)
ではどうだ。まだまだ。
光悦
(
こうえつ
)
か
三阿弥
(
さんあみ
)
か、それとも
雪舟
(
せっしゅう
)
か。もっともっと。
因陀羅
(
いんだら
)
か
梁楷
(
りょうかい
)
か。
河豚は毒魚か
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
元
常用漢字
小2
部首:⼉
4画
信
常用漢字
小4
部首:⼈
9画
“元信”で始まる語句
元信流