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傷所
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きずしょ
ふりがな文庫
“
傷所
(
きずしょ
)” の例文
青年は
袂
(
たもと
)
から取出した新しいハンケチで
手際
(
てぎわ
)
よく
傷所
(
きずしょ
)
に
繃帯
(
ほうたい
)
をすると、極度の恐怖と傷の痛みとで、もう一歩も歩けぬ程弱っている平田氏を、殆ど抱く様にしてその宿へつれ帰った。
幽霊
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「実は、
傷所
(
きずしょ
)
も充分癒りきらぬ
某
(
それがし
)
が、今日にわかにお伺い致したのは、重ね重ねではござるが折入って尊公に一大事のお頼みに参ったのでござる。何と
抂
(
ま
)
げてお聞入れては下さるまいか」
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
傷所
(
きずしょ
)
よりいでたる血潮は既に
凝
(
こゞ
)
りて黒くなれり。
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
傷
常用漢字
小6
部首:⼈
13画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“傷”で始まる語句
傷
傷痕
傷手
傷負
傷々
傷口
傷寒
傷心
傷痍
傷寒論