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倭衣
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しずり
ふりがな文庫
“
倭衣
(
しずり
)” の例文
それは黒と白と
市松模様
(
いちまつもよう
)
の
倭衣
(
しずり
)
を着た、
容貌
(
ようぼう
)
の醜い一人の若者が、太い
白檀木
(
しらまゆみ
)
の弓を握って、時々切って放す
利
(
とが
)
り矢であった。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
殊に赤と白と三角模様の
倭衣
(
しずり
)
の
袖
(
そで
)
をまくり上げた、
顔中
(
かおじゅう
)
鬚
(
ひげ
)
に
埋
(
うず
)
まっている、
背
(
せい
)
の低い
猪首
(
いくび
)
の若者は、誰も持ち上げない巌石を自由に動かして見せた。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
その若者は彼と同じ市松の
倭衣
(
しずり
)
を着ていたが、
頸
(
くび
)
に懸けた
勾玉
(
まがたま
)
や腕に
嵌
(
は
)
めた
釧
(
くしろ
)
などは、誰よりも精巧な物であった。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
倭
漢検準1級
部首:⼈
10画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
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