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修驗者
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しゆげんじや
ふりがな文庫
“
修驗者
(
しゆげんじや
)” の例文
新字:
修験者
振り返つてクワツと眼を剥いたのは、五十近い
修驗者
(
しゆげんじや
)
、總髮に
兜巾
(
ときん
)
を頂き、輪
袈裟
(
げさ
)
をかけて
數珠
(
じゆず
)
を押し揉む、凄まじい髯男です。
銭形平次捕物控:219 鐘の音
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
頃
(
ころ
)
は
享保
(
きやうほ
)
三
丙申
(
ひのえさる
)
年
霜
(
しも
)
月十六日の事なりし此日は
宵
(
よひ
)
より
大雪
(
おほゆき
)
降
(
ふり
)
て殊の外に
寒
(
さぶ
)
き日なりし
修驗者
(
しゆげんじや
)
感應院には或人より
酒
(
さけ
)
二升を
貰
(
もら
)
ひしに感應院は
元
(
もと
)
より酒を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
金毘羅參りから歸つた年の夏、
修驗者
(
しゆげんじや
)
のやうな姿をした眼のよく光る男——其の男の眼を見てゐると自然に氣が遠くなる——が自分の家へ尋ねて來たことを竹丸は思ひ出した。
天満宮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
「倉の前へ供へて聲をかけると——蝠女が出て來て、運び込みます。
修驗者
(
しゆげんじや
)
は腹が減らないのか、あまり食はないやうですね」
銭形平次捕物控:306 地中の富
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
謠
(
うたひ
)
を歌つてゐた浪人者も、齒磨を賣つて居た居合拔きも、
法螺
(
ほら
)
の貝を吹き立てゝゐた
修驗者
(
しゆげんじや
)
も姿を隱して、橋は暮色のうちに、靜かに暮れて行きます。
銭形平次捕物控:250 母娘巡礼
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
大膳坊覺方といふ
修驗者
(
しゆげんじや
)
が、江戸中の地下には、
量
(
はか
)
り知れないほどの寳が埋まつてゐるに違ひない。それを片つぱしから掘り出して、諸人に援けを與へようといふ大願をたて、山を
銭形平次捕物控:306 地中の富
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
修
常用漢字
小5
部首:⼈
10画
驗
部首:⾺
23画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“修驗”で始まる語句
修驗
修驗山伏