便所ようば)” の例文
どうもられません、夜半よなかそっと起きて便所ようばへまいり、三尺のひらきを開けて手を洗いながら庭を見ると、生垣いけがきになっている外は片方かた/\は畠で片方は一杯の草原くさはら
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
プウと明るいよ……こりや歩ける……今までは両方りやうはうの手をもつこしいてもらはんと便所ようばへもけなかつたが……これはめうだ、歩ける……運動に出てたのかなんだかわからん……おや向うへをんなが一人
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)