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供米
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くまい
ふりがな文庫
“
供米
(
くまい
)” の例文
神前への
供米
(
くまい
)
、『
静
(
しず
)
の
岩屋
(
いわや
)
』二冊、それに参籠用の清潔で白い
衣裳
(
いしょう
)
なぞを用意するくらいにとどめて、半蔵は身軽にしたくした。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
そして供物や
供米
(
くまい
)
を権現堂にそなえてゆくばかりでなく、人々は、荒廃した
堂宇
(
どうう
)
に、多くの天狗の額を奉納した。それは土人形のような天狗の面を形作った額面だった。
天狗
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
(近ごろ、
供米
(
くまい
)
のお取りたてが、余りにも、きつ過ぎるとて、下じもでは、俵のうちに、いろいろな思案でもつめこんで、供出するしかないというておる。……で、今に、俵も風に飛ぶほど、軽くなるであろうと思うて)
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
神前へのお
初穂
(
はつほ
)
、
供米
(
くまい
)
、その他、着がえの清潔な
行衣
(
ぎょうい
)
なぞを持って、半蔵は勝重と一緒に里宮の方へ歩いた。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
つまりお山開きのようなものなんだね。そんなときは、みんな揃って御馳走をこさえ、そして山神に供える鏡餅だとか
供米
(
くまい
)
だとか珍らしい初実りの野菜とかを積んで出かけるんです。
不思議な国の話
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
供
常用漢字
小6
部首:⼈
8画
米
常用漢字
小2
部首:⽶
6画
“供”で始まる語句
供
供奉
供養
供物
供御
供人
供待
供給
供揃
供廻