“作善”の読み方と例文
読み方割合
さぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「往生するもしないも、信仰一つじゃよ。そうじゃ、そなたの一生の行ないの書かれてある作善(さぜん)の文箱(ふばこ)をみせよう」
世間では内記の聖(ひじり)と呼んだ。在俗の間すら礼仏誦経(らいぶつじゅきょう)に身心を打込んだのであるから、寂心となってからは、愈々精神を抖擻(とそう)して、問法作善(さぜん)に油断も無かった。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
従来僧侶(そうりょ)でさえあれば善男善女に随喜渇仰(かつごう)されて、一生食うに困らず、葬礼、法事、会式(えしき)に専念して、作善(さぜん)の道を講ずるでもなく、転迷開悟を勧めるでもなく
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)