何斤なんぎん)” の例文
とすぐに次! 次! 次! と順々に出る品物は、南京どんす幾巻いくまき鼈甲べっこう何斤なんぎん、皮、短銃、麝香じゃこう、さまざまな異国品ばかりが一しきりけいず買いの欲心を血走らせる。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
Nさんは息を切らせながら、(あとになって気がついて見ると、風呂敷ふろしきに包んだ何斤なんぎんかの氷をしっかり胸に当てていたそうである。)野田のうちの玄関へ走りこんだ。家の中は勿論ひっそりしている。
春の夜 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)