“伯牙(はくが)” の例文
ついに伯牙(はくが)という琴の名手が現われた。御(ぎょ)しがたい馬をしずめようとする人のごとく、彼はやさしく琴を撫(ぶ)し、静かに弦をたたいた。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心、岡倉覚三(著)
紅葉勃興(ぼっこう)当時の文壇は各々私交はあっても団体的に行動する事はなかった。春廼舎(はるのや)の起(た)つや半峰居士(はんぽうこじ)は伯牙(はくが)における鍾子期(しょうしき)の如くに共鳴したが、早稲田(わせだ)は決して春廼舎を声援しなかった。
毎(つね)に憐(あわれ)む 伯牙(はくが)の陋(ろう)にして
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)