伊藤仁斎いとうじんさい)” の例文
中江藤樹なかえとうじゅ、熊沢蕃山、山鹿素行やまがそこう伊藤仁斎いとうじんさい、やや遅れて新井白石、荻生徂徠おぎゅうそらいなどの示しているところを見れば、それはむしろ非常に優秀である。
良人の親友であり、また浅野家の藩医はんいでもある寺井玄渓てらいげんけいが、父子おやこして来るかと思えば、めったに見えたこともない伊藤仁斎いとうじんさいの子息東涯とうがいが来て、見舞ってゆく。
関東の学者、道春以来、新井、むろ徂徠そらい春台しゅんだいらみな幕府にねいしつれども、その内に一、二箇所の取るべき所はあり。伊藤仁斎いとうじんさいなどは尊王の功もなけれども、人に益ある学問にて害なし。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)