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仮託
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かこつけ
ふりがな文庫
“
仮託
(
かこつけ
)” の例文
旧字:
假託
父は寝られないと
疳癪
(
かんしゃく
)
を起して、夜中に灰吹をぽんぽん
敲
(
たた
)
くのが癖だ。
煙草
(
たばこ
)
を
呑
(
の
)
むんだと云うが、煙草は
仮託
(
かこつけ
)
で、実は、腹立紛れに敲きつけるんじゃないかと思う。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
もっともちょっとひく
感冒
(
かぜ
)
と、
眩暈
(
めまい
)
は持病で、都合に因れば
仮託
(
かこつけ
)
でね——以前、私の
朋達
(
ともだち
)
が一人、これは
馴染
(
なじみ
)
が有って、別なある待合へ行った頃——ちょいちょい誘われて出掛けた時分には
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“仮託”の意味
《名詞》
仮託(かたく)
何かにかこつけること。
《動詞》
何かにかこつける。
(出典:Wiktionary)
仮
常用漢字
小5
部首:⼈
6画
託
常用漢字
中学
部首:⾔
10画
“仮”で始まる語句
仮令
仮
仮面
仮借
仮名
仮初
仮髪
仮声
仮病
仮睡