“仮泊”の読み方と例文
読み方割合
かはく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その夏は、海岸林間学校が相模湾さがみわんの、とある海浜かいひんにひらかれていたので、柿丘夫妻は共にその土地に仮泊かはくして、子供たちの面倒をみていた。
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
烏の義勇艦隊かんたいは、その雲にしつけられて、しかたなくちょっとの間、亜鉛とたんの板をひろげたような雪の田圃たんぼのうえに横にならんで仮泊かはくということをやりました。
烏の北斗七星 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
港内に於ける一日の碇泊料六百円を節約するめ今夜は港外に仮泊かはくするのである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)