トップ
>
令室
>
おくがた
ふりがな文庫
“
令室
(
おくがた
)” の例文
ぱっと
風説
(
うわさ
)
の
立
(
たち
)
ますため、病人は心が
引立
(
ひった
)
ち、気の狂ったのも安心して治りますが、
免
(
のが
)
れられぬ因縁で、その
令室
(
おくがた
)
の夫というが、
旅行
(
たび
)
さきの海から帰って
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
この明さんと、御自分の
令室
(
おくがた
)
が、てっきり不義に
極
(
きわま
)
った、と最早その時は言訳立たず。鶴谷の本宅から買い受けて、そしてこの空邸へ、その令室をとじ
籠
(
こ
)
めましょう。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その美しい
令室
(
おくがた
)
が、人に
羞
(
は
)
じ、世に恥じて、
一室処
(
ひとまどころ
)
を
閉切
(
とじき
)
って、自分を
暗夜
(
やみ
)
に封じ籠めます。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
令
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
室
常用漢字
小2
部首:⼧
9画
“令”で始まる語句
令嬢
令
令旨
令夫人
令孃
令閨
令妹
令名
令息
令図