“一室処”の読み方と例文
旧字:一室處
読み方割合
ひとまどころ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その美しい令室おくがたが、人にじ、世に恥じて、一室処ひとまどころ閉切とじきって、自分を暗夜やみに封じ籠めます。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これはまた学問をしなそうな兄哥あにいが、二七講の景気づけに、縁日のは縁起を祝って、御堂一室処ひとまどころで、三宝を据えて、頼母子たのもしを営む、……世話方で居残ると……お燈明の消々きえぎえ
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)