“人業”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとわざ66.7%
じんぎょう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まことに、そもじのお命は、御仏みほとけのお護り、人業ひとわざではない。——それにつけ、尼がゆうべも申したよう、仏果をおそれ、菩提ぼだいに心を染め、行末とも、亡き母者や父御ててご回向えこうに一生をささげなされよ
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人業ひとわざにてはあらじと思はるゝばかりなり。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
蜀漢の末路、ただこの一皇子あるによって、歴史は依然、人心の真美と人業じんぎょうの荘厳を失っていない。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)