亡者なきもの)” の例文
ひそひそか毒殺どくさつせん事一の手なるべし先藤五郎殿さへ亡者なきものにする時はあとさはりなしと言へば主税之助大きによろこ好機よきをりのあれかしと見合せ居けるとなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
亡者なきものにせずんば此事行ひ難しと茲に惡心あくしんきざせしこそ嘉川家滅亡めつばうすべきもとゐと後に知られけるされば近頃藤五郎兄弟の事は何に依ず惡樣あしさまのゝしをりふれては三度の食を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
亡者なきものとなし我また後役あとやくにならんと惡心あくしん増長ぞうちやうせし所役人へ遣はす賄賂わいろの金子に困り悴夫婦を江戸へかせぎに出し給金にて地頭役人をこしらへ先役に立歸たちかへらんと存じ此ことを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)