“亡友”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼうゆう60.0%
なきとも40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それというのも、じつは此の一篇の本筋は作者が空想の上からねあげたものではなく、作者の親しい亡友ぼうゆうMが、其の死後に語ってきかせてれたものなのである。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
亡友ぼうゆうMについては、いずれ此の物語を読んでゆかれるうちに諸君は、それがどのような人物で、どのような死に方をしたのであるか、おいおいとお判りになってくれることであろう。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
水瀦みずたまりに映る雲の色は心せし人の顔の色のごとく、これに映るわが顔は亡友なきともひつぎを枯れ野に送る人のごとし。
おとずれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
われとわが亡友なきともとの間、半透明の膜一重まくひとえなるを感じた。
河霧 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)