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亡兆
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ぼうちょう
ふりがな文庫
“
亡兆
(
ぼうちょう
)” の例文
敵の強さは、
毫
(
ごう
)
も怖るるにたりないが——と前提して、龍興の行状、国内の不統一、民心の
怨嗟
(
えんさ
)
、眼にみえない
亡兆
(
ぼうちょう
)
を一々あげて
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
とにかく、義仲を
仆
(
たお
)
して、都入りした鎌倉の勢力にも、もうその日から、後の
非業
(
ひごう
)
や
亡兆
(
ぼうちょう
)
が約束されていたのである。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
おひかえなさい
轟
(
とどろき
)
、敵をあなどることはすでに
亡兆
(
ぼうちょう
)
でござるぞ。伊那丸は有名なる
信玄
(
しんげん
)
の孫、兵法に
精通
(
せいつう
)
、つきしたがう
傅人
(
もりびと
)
もみな
稀代
(
きたい
)
の勇士ときく。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ああ。またそんな
亡兆
(
ぼうちょう
)
がありましたか」と、眉をひそめた。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
亡
常用漢字
小6
部首:⼇
3画
兆
常用漢字
小4
部首:⼉
6画
“亡”で始まる語句
亡
亡骸
亡者
亡父
亡母
亡兄
亡妻
亡霊
亡夫
亡人